投稿日:2008-08-18 Mon
今月、これまでに観た映画のメモ。ネタばれあり。「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」は、老夫婦の妻が認知症になり施設に入ったところが夫を忘れて他の入居者と恋に落ち、夫は彼女から離れて見守ろうとする(という割には結構しつこいが)、という話。
主人公の記憶が無くなるという類の映画は意外に多そうな気がするし、何本かは観た覚えがあるけれど、それらはいかにもおとぎ話ですよ、という感じのものだった(それはそれでいいんだが)。この映画は、老夫婦が主人公で、施設に入って、とリアリティの感じられる設定で(入居後30日間は家族に会えない、というのが普通なのかどうかは知らないが)、それが夫の妻への愛情を描く際に力になっていたように思う。
監督は、サラ・ポーリー。この人、女優としてだけじゃなくて、監督としてもいい仕事しますなぁ。主演のジュリー・クリスティとゴードン・ビンセントも記憶に残った。
「近距離恋愛」は、まあ並のロマコメ。主人公のプレイボーイ・トム(パトリック・デンプシー)が、長年友達として付き合ったハンナ(ミシェル・モナハン)を好きだと気付いて告白しようとしたそのときに彼女は婚約者を連れて来て、あまつさえ花嫁の介添人(のトップ)を頼まれて・・・という筋だが、最後はお約束どおり主人公二人が結ばれる。
この映画の原題は"Made of Honor"だが、普通なら"Maid of Honor"の筈で、なんでもじってあるのか、よく分からない。一応こちらに説明が載ってはいるんだが、うーん、今一つピンと来ないなぁ。セリフの中に、掛け言葉か何かで出て来ていたりはしないんだろうか。観ている間は気付かなかったが、再見する機会があればチェックしてみよう。
おとぎ話だから細かいことに拘泥すべきではないのだが、ハンナがスコットランドに出張してニューヨークのトムと連絡をとり合おうとする際、時差があるのにお互いに電話を掛けるだけでうまくいかないのには、思わず「メール使えよ、あんたら」と突っ込んでしまった。
「最高の人生の見つけ方」もおとぎ話。原題でもある"Bucketlist"は、字幕では「棺おけリスト」みたいな感じの訳になっていたと思うけど、手元の辞書を引いても出てこない。俗語なのかしらん。直訳するとバケツリストって感じだろうしなぁ。
ともあれ、余命いくばくもない男二人が死ぬまでにしたいことのリストを実行するというアイディアを核にコンパクトにまとめた(上映時間は97分だそうな)ことで成功していると思う。金持ちのエドワードがなんで二人部屋に入るのかという問題についても(そうならないと男二人の接点がない)、病院の経営者であるエドワード自身にに一部屋二人、例外なしと強調させておくことで、余計な説明をせずに無理なく解決できている。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの主役二人に加えて、秘書役のショーン・ヘイズという人がいい味出していた。
投稿日:2008-07-27 Sun
いい映画だ。夫婦の話と言っても、不調に陥って立ち直っていく動的な過程を経るのは翔子の方で、カナオはときどき鋭いセリフは言うけれど、基本的には黙って見守る役回り。彼らの周囲の人達それぞれの、ちょっとだけ語られる物語もまた、いい。
ストーリーのそこここに絵が登場するのは、カナオが法廷画家で、翔子も再生の過程で絵を描くからだけど、それらの絵の果たす役割も小さくないような気がする。DVDが出たら、いっぺんそういう目でも見直してみたい。
表現はかなり切り詰められている。子供の死とか、重要なことがさりげないシーンで語られる。
木村多江さんって、これまであまり印象に残っていなかったけれど、いい女優さんだなぁ。
一つ気になったこと。判決を言い渡すシーンで、最初に死刑って言ってしまっている。あれは進行上はそうでないと都合が悪いんだろうけど、今どき、死刑のときは理由から始めて刑は最後に言うもんだってことくらい、みんな知ってるんでないかい?
ぐるりのこと。
投稿日:2008-07-16 Wed
「クィーン」でエリザベス女王を演じたヘレン・ミレンのビキニ姿がパパラッチされたというニュースが出回っているんだけど、残念ながら肝心の写真がついていない。こういう場合、写真の使用を認めてもらうシステムが出来上がっているのかと思っていたけれど、そうでもないらしい。とはいえ、そういうものは外国のサイトをちょいと探せば出てくるわけで、The Sun のサイトで労せず発見。なるほど、60過ぎとは思えないボディだ。特に2枚目の写真でよく分かる。人間、歳とってからの努力が大事やね。
投稿日:2008-07-08 Tue
【ネタばれあり】登校拒否の中学生まいが田舎のおばあちゃんのところで自然に囲まれたスローライフに癒されていくのが前半の主調、それが後半は、隣のゲンジさんのところの犬が鶏を殺したとか、ゲンジさんが土地の境界線を動かしているとかの疑惑をきっかけに、まいはおばあちゃんと対立し、そのまま両親のもとへ去ってしまう。しかし、2年後亡くなったおばあちゃんは、死ぬとは魂が肉体を離れることだという証拠を見せるとのまいとの約束を覚えていて、温室の窓に(魔女にしかできない)書置きを残す。
原作を読んだときは、全体の構造をほとんど意識していなかったんだけど、この映画では、その辺が自然に見えてきた。小説の読み方が少し変わるかも。
ゲンジさんの件でのまいの主張は理屈から言えば間違ってなくて、理屈より心という感じのおばあちゃんとは平行線をたどる。そこをきちんと見せているのが、大人の鑑賞に耐える作品になっているポイントの一つなんだろうな。
おばあちゃんの日本語は、いかにも外人さんがしゃべりそうな不自然な日本語で、まいの方は中学生にしては結構難しい言葉を使う。おばあちゃんは日本人と長年連れ添ったのだからもう少し日本語ネイティブの普段の話し方になっていてもおかしくないし、まいのセリフももっと日常語にする手はあったと思うんだけど、これは原作に忠実に、ってことなんだろうか。そのうち、原作を読み返してみよう。
おばあちゃん役、探すのが難しかったと思うんだけど、サチ・パーカーという方ははまっている。適役がよくいたものだ。まい役の高橋真悠さんもよかった。両親役の俳優さん(りょう、大森南朋)、これまであまり意識していなかったんだけど、特に母親役の方は他の役柄でも見てみたいと思った。
西の魔女が死んだ
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