投稿日:2007-02-28 Wed
行きつけの居酒屋で夕食を摂った。店に入ったとき、目に入ったお客さんは二組。
奥の座敷にも人の気配がある。
ビールのグラスを傾けつつ刺身なんぞ食っていると、
聞き覚えのある声が耳に入ってきた。
目を上げると、さっきからおられる知らないお客さん。
戸惑いながら、誰の声だったか思い出してみる。
近所の雑貨屋の奥さんの声だ。
声質もよく似ているし、
イントネーションや笑い方はそっくりだ。
親戚の方か何かだった可能性もなくはないが、
もし赤の他人だったとすると、
これは何と表現すればいいのだろう。
顔がそっくりなのは他人の空似というけれど、
声の場合、適当な言葉が見当たらない。
もしかすると、
人間は五感の中で視覚から得る情報が最も多いので、
それに関する表現も必然的に多くなり、
聴覚などに関する表現はそれに比べて少ないのかもしれない。
仮にそうだとすれば、
日本語のみならず他の言語でも状況は同じだろう。
その辺の研究をやっている人がいてもおかしくなさそうだし、
専門書は無理としても新書クラスで本が出ていれば
読んでみたいものだ。
投稿日:2007-02-24 Sat
近所にちょっとした丘があって、公園になっている。その頂上に展望台があるのだが、今日、ふらりと登ってみたら、柵みたいなもので入れないようにされていて、「木製の部分が腐っているので立入禁止にします」という趣旨の札がぶら下がっていた。補修なり建て替えなり、されるのだろうか。このまま無くなるのは、ちと残念だ。
それにしても、高い、見晴らしのいいところは、一般的に好まれる。山に登っても、見晴らしのいいスポットには人気があるし、マンションでも上の階の方が値段も高いことが多い。なぜ、そういう好みを持つ人が多いのだろう。心理学でも勉強すれば、分かるのかな。
投稿日:2007-02-23 Fri
仲道郁代(Pf)、本田純一(Vn)、中川裕美子(Va)、山田智樹(Vc)、菅原光(Cb)。唐津市文化体育館文化ホール。弦の四人の出演者は、日本フィルのメンバー。パンフレットによると、毎年唐津で日本フィルのコンサートをやっていたのが、今年は市民会館改修のために室内楽をやることになったそうな。室内楽のコンサートって意外に少ないから、これはこれでラッキーだったかも。
前半は、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の抜粋。トークを交えながら一曲ずつ演奏していく。三日前の日フィルのコンサートでも指揮者によるちょっとした解説があったけれど、普段クラシックを聴きつけていないお客さんが多いと思われる場合は、こういう工夫も必要だろう。
主に話されたのは、ヴァイオリンの本田純一さんという方。あまり慣れてなさそうな話ぶりだったけれど、結構笑いもとって座が温まっていた。コントラバスはチェロよりなで肩だとか、豆知識的なものも勉強になった。
途中、仲道さんがピアノのペダルの解説をされたとき、真ん中のペダルが作動しなかったらしく「これ、壊れてますね」とか何とかおっしゃって、どっと受けていた。そういえば、弦の奏者の方々の椅子も普通の折り畳みだったし、普段はあまりコンサートなどで使われないホールなんだろう。
後半は、シューベルトのピアノ五重奏曲「鱒」。楽章毎に拍手が起こっていたけれど、その辺の作法はプログラムに書いてしまってもいいんじゃないのかな。演奏自体は伸び伸びした感じて、幸せな気分になれた。意外にコントラバスが聴こえてこなかったのは、座った位置が悪かったのか、何なのか。
そういえば、この曲は5楽章あるけれど、標準的な4楽章構成でないのは何故だろう。この曲以外でもマーラーの交響曲の幾つかなんぞは5楽章なのに、これまで疑問に思ったことはなかった。
アンコールは、「鱒」と同じ楽器編成の曲の緩徐楽章と思しきもの。作曲者は紹介されたとき「ヘッツ」と聞こえたが、ネットで探しても該当する曲は見つからない。いつかまた出会えるといいなぁ。
ピアノの譜めくりはまだ小さな女の子で、珍しいなと思っていたら、仲道さんのお嬢さんと紹介されていた。
仲道郁代Official Website
山田智樹のだ〜やまdeネット。
投稿日:2007-02-20 Tue
日本フィルハーモニー交響楽団、小林研一郎(Cond)、仲道郁代(Pf)、原田真以子(S)。佐賀市文化会館大ホール。かなり長いことコンサートホールに足を運んでおらず、軽く音楽に飢えていたので、今週はちょっと無理して行ってみることにした。
一曲目は、グリーグのピアノ協奏曲。ホールで聴くと、自宅で聴くよりもたくさんの音が聞こえてくる。ま、ステレオすら持ってないんだから、当たり前か。仲道さんは、随分前に一回室内楽(ブラームスの五重奏?)を聴いた記憶があるけれど、比べられるほどは覚えていない。この日の演奏は、もちろん叙情的な部分も良かったけれど、どちらかというと力強さが印象に残った。
二曲目からは、原田真以子さんという地元出身の方のソロで「オンブラ・マイ・フ」、ベッリーニのノルマより「清らかな女神よ」、魔笛より夜の女王のアリア。パンフレットには白石町出身とある。白石町というと、以前、通りすがりに、たまねぎ畑(?)が広がっているのを見たような。地元出身者を起用するのは、チャンスを作る意味も営業上の有利さもあるだろうから、悪くないんじゃないだろうか。最初はいま一つ声が出ていなくて、曲が進むにつれてだんだん調子が出てきたような感じを受けた。
休憩をはさんで最後はシベリウスの2番。演奏前に小林研一郎さんの簡単な解説が入る。聴衆の集中力を切らさないためには、いい工夫かも。演奏も、充実していたと思う。
全体として、木管、特にオーボエのソロが綺麗だった。
団長の挨拶(と寄付のお願い)の後、アンコールにハンガリー舞曲の5番。
終了後、会場発の臨時バスに乗ったら、さっきまで演奏していたメンバーの方が3人ほど乗ってこられた(他のお客さんが声をかけて「頑張って下さい」とかやっていたので確認できた)。オケの地方公演というと、貸切バスか何かで団体移動するのかと思っていたが、そうでもないらしい。
日本フィルハーモニー交響楽団第一公式サイト
日本フィルハーモニー交響楽団第二公式サイト
「炎のコバケン」小林研一郎オフィシャルサイト
仲道郁代Official Website
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